友達はどのくらいの数がいればいい?

友達100人できるかなという言葉、誰もが一度は日本人だったら効いたことがるでしょう。100人ってすごい数だなと考えていた人も多いでしょう。大人になるとそれだけでは済まない人に営業マンなどは毎日会うことになりますから、100人という数はそこまで多くはないなと思うでしょう。ただ、小学生の時代にはクラスの人数も30~40人といったところですから、100人の友人を作ることは大変だったのでしょう。

さて、友達100人と言いますが100人も友だちがいたら誰が誰だかわからなくなってしまうという人もいるのではないかと思います。友人の数というのは多ければ多いほどいいように思えるかもしれませんが、友人の数は自分の把握できるレベルで抑えておいたほうがいいと思います。特に今の時代はSNSなどでの軽いつきあいの人達も多いですから、友人の数が膨大になりかねません。

今やFacebookやmixi、Twitterなどで友だちを作って管理するというのは当たり前のことになっています。LINEでもIDを交換して友だちをつくる若い人たちはたくさんいます。ソーシャルメディアが広がってきたことにより友達が作りやすくなっているのはいいのですが、全く付き合いのない友達ですらもソーシャルメディア上では友達だという時もあります。こうなるといくらでも友人を増やせるでしょう。中には1000人を超えて5000人なんていう友人を持っている人もいるようです。

しかし5000人もの人の顔と名前が一致する人間などはいません。であれば、ほとんど関係性のない、すでにインターネット上ですらも一言も会話をしていない人というのがたくさんいるわけです。あまりにも友達が多すぎるというのもまた考えもので、結果的に自分が管理するのが大変になるだけでなく、友達と言えない人も増えてしまうのです。

おおよそ人が覚えられるのは200~300人程度といわれていますから、インターネットを使うにしても、このくらいの人数で落ち着いているのがいいかと思います。あまりにも多くて全く付き合いがないのに友達にしているのも問題がありますし、多くなればなるほど怪しい人も増えてきて危険、という問題も実はあります。

これは友人をたくさんつくろうとしたことがある人なら一度は陥ったことがあるかと思いますが、一般的には沢山の人が寄ってくるようなところに顔を出すと、ねずみ講やマルチ商売などをしている人たちと必ず出くわすようになっています。こういう商売は新しい人をどんどん勧誘しなければ儲からないので、できるだけ多くの人を勧誘するためにいろいろなところに顔を出しているのです。

ですから、交友関係をあまり広げようとし過ぎると、こういう人達に出会ってしまうということになります。ちょっと話しただけで諦めてくれる人たちであればいいですが、諦めずにしつこく誘ってくる人もいて迷惑だと感じる人も少なくありません。友達100人できるかなという歌でもあるように、社会人になってからは100人、多くても300人程度もいれば友人は十分でしょう。